育毛シャンプー、育毛サプリ、育毛剤と試すが効果なく、強い決心でAGA治療薬に手を出すも効果がない。あるいは今すぐ薄毛を治したい人が使用するミノキシジル。
その最終兵器として使われるのがミノキシジルタブレット。
どのサイトを見ても最強と位置付けられるも、リスクのある副作用は無視できないものとなっています。
そのため、使用を検討中だったり、いつか使おうと思っている、何mgから始めればよいかわからない、すでに使っている。という人たちのために、
今回はそのミノタブの種類・基本情報・クリニック情報を含め最後にもう一押しで解説していきます。
ミノタブの種類と基本情報
基本的にミノタブは1ロット100錠。プチっと取り出すシートタイプとボトルタイプがあり、後者の方が少し安いですが、効果に関係はありません。値段も2500円~4000円くらいで他のAGA治療薬より安いです。
個人輸入で購入できる一般的なミノタブは2社あります。(昔はもっとあったのに)
① ノキシジル
タイにあるT.O.Med Co.Ltd.社というところが開発しています。「ミ」はありません。
② Lloyd(ロイド)社製
本社はフィリピン。フィリピン?と思うかもしれないが、会社自体は年間1億ドル以上売り上げ、アメリカなどにも拠点があります。正直信頼性ならナンバー1。
経験者なら5mgでもOKだと思います。
どちらも怪しいところではないですが、安さか、信頼か?自分に合った選択を行ってください。
ミノタブが最強の理由
血中作用時間が長い
外用タイプよりもミノタブの方が作用している時間が長いです。
塗りミノキの場合、体温や角質層バリアにより作用しにくい場合がありますが、ミノタブはそういった心配がなく体内から作用します。
血中に成分が行き渡りやすい
ミノタブは服用すると内臓で分解され、成分が血液に運ばれて頭皮など細部にまで届けられるので、はばかられるものがなく、ほぼ100%の状態で体内をめぐります。
空気に触れずに摂取できる
ミノキシジルは空気に触れるている時間が長いほど、効果が弱まってしまうと言われています。ミノタブはそういった心配がないので、効率よく薬の成分が作用することが期待できます。
ピルカッターで10mg➡5mgに5mg➡2.5mgにとかする人もいますが、ごく一部からはあまりお勧めしないと言われています。

とはいっても、個人輸入代行業者が下の方でおすすめしてくるしなぁ~
効果は含有量に比例する?
ミノキシジルの含有量、濃度が上がれば、発毛効果は高くなり、それに比例し副作用のリスクも高くなると考えられています。


こちらの記事でも書きましたが、ミノタブを対象にした臨床試験データはなく、「含有量の差で何本増えて副作用の発現率が」とかいう具体的な差は不明なのが実情です。
とはいったものの、実際に専門クリニックでもミノタブの含有量を増やせばさらなる発毛効果が期待できることを発表していますし、
外用薬ですが、ミノキシジル濃度があがれば発毛本数も増加することは臨床試験で判明しています。
出典:大正製薬HP
表を見るに、濃度1%と5%を比較すると、1平方㎝あたり1%は15.4本増加、5%で21.8本増加となっています。ミノキシジルの含有量的は5倍ながら、効果面では1.4倍程度となっており、思ったよりも効果は上がらないことが分かります。
ちなみに同じAGA治療薬であるフィナステリドでも0.2mgと1mgで効果の差異を調査したデータがありますが、大きな違いがないことが判明しています。
話をまとめますと、
クリニックの先生的には「濃度が2倍になったからといって効果・スピードも2倍ではなく、個人差もあるが1.2倍~1.5倍くらいがあくまで個人的に感じた差異。」
とかなり苦しそうに答えていただきました。

こういう差についての回答は、具体的な数値がなく、個人差がある分、返答が難しいですね。
詳しくは後述しますが、クリニック(Dクリニック)のミノタブは2mgと4mgのもののみなので、効果の差異も小さいのかもしれません。
つまり、含有量の高いミノタブを飲めば発毛効果はたしかに上がるが、過度な期待をしてはいけないということですね。
副作用の危険性も比例するのか?
出典:医薬品医療機器総合機構
ミノタブの臨床試験データがないので、あくまで外用薬の副作用データを見てみると、
ミノキシジル1%の副作用発現率が5.3%なのに対し、5%は8.7%です。
濃度5倍でも副作用発現率も5倍とはいかず、実際はおよそ1.6倍ということになります。
クリニックでのミノタブの種類
個人輸入では2.5mg・5mg・10mgと3パターンのミノタブが存在します。ならば専門クリニックはもっとすごいのでは?と考えるかもしれませんが、そんなことはなく・・・
含有量を公表しているDクリニックでは2mgと4mgしか存在していません。

オリジナル治療薬といって含有量を公表しないクリニックもあります。是非カウンセリングで確認を
個人輸入の方が効果が高い薬が手に入るではないか。と思われますが、これには理由があって。
・降圧剤の為、すこしでも血圧に影響が出ないようにするため
・この含有量でも発毛することが実証済みなので、副作用の危険を上げてまで患者に処方するわけにはいかない
という大義名分があるらしいです。
たしかにミノタブ自体が薬を正しい使い方をせず、副作用に頼っているというグレーゾーンな部分があるので、少しでも患者の体への負担等を抑えたい。というところがあるのだと思います。
結局おすすめは何mg?
よく質問で「ミノタブ10mgを購入しました。使い方を教えてください。」とか来ます。
質問自体はありがたいですが、初心者がいきなり10mgや5mgに手を出すのはあまりお勧めしません。
まだ体も慣れていないし、初期脱毛も経験していない。それなのにいきなり10mgは初期脱毛の量自体もすごいでしょうし、初めてで不安なのにそれを加速させるような服用の開始はいただけません。
というわけで初心者は2.5mgからスタートして実際体はどうなのか?初期脱毛はどれくらいの量で抑えられるか経験してみてください。

ミノタブは体が慣れるまでの1~2週間は動悸等が起こることがあります。それらがきついものにならないよう、クリニックでは2mgからのスタートを推奨しています。
個人輸入代行のミノタブ2.5mgで効果がなければ5mg➡10mgと増やせるものを、いきなりMAXの使用は仮に効果がなかった時、将来維持できなくなったときの対処法がなくなります。

リスクのある治療薬だけに慎重に順序を守り治療をスタートしてください。
それでも副作用が怖いけど、効果は欲しい人は
言葉でここまで説明しても、それども怖い。という人はいます。だけども効果は絶対欲しい。
となれば、外用ミノキシジル「フォリックス」ならミノキシジル濃度は世界最強の16%ながら、外用薬なので、効果はゆっくりな分、副作用は痒み程度で、タブレットほど危険性をうたわれていることはありません。
実際私も使用していますが、時々痒くなる程度で、血圧や心臓に問題があったことは一度もなく、痒かった時も、使用頻度を下げたりすれば収まりましたし、一時はミノキシジル濃度を下げたりすれば副作用リスクはどんどん下がります。
女性も使えるミノタブ
女性は禁忌。触れることすら禁止。とうのが他のAGA治療薬では当たり前でしたが、ミノキシジルは降圧剤の為、ここにきて女性でも薄毛改善が可能です。
しかし女性は入門編でもある2.5mgスタートでも十分すぎると言われており、
その半分1.25mgでスタートするのがベターとされています。
おそらくこれに関してミノキシ汁的見解ですが、
②ミノタブの成分は血液によって体中に運ばれます。そのため髪以外にも体毛が濃くなります。女性で毛深いのは男性以上に避けたい問題です。
③髪は女の命です。最初から高濃度でスタートすると初期脱毛でものすごく抜けます。もともとの毛量が少ない場合、男性以上に心理的に苦しむと思います。
おそらく、これら必要以上の多毛症・副作用をを懸念して低い濃度でのスタートを推奨しているのだと思います。
実際、発毛薬のリアップも男性は1%と5%があるも、女性は1%のみしかラインナップがありません。
事実じゃないものを恐れすぎている
いつもの心理学・・・
まとめる前にミノキシ汁から最後の一押しをしたいと思います。
ミノタブは過剰ではありますが、ネットで煽られているように副作用が存在します。
ビギナーに対しては不安を煽ってなんぼの育毛業界。たしかに注意喚起は大切ですが、やり方が汚い。そうでなくても人間は不安なこと、未知のことに対して想像を恐れすぎているところがあります。
恋愛や仕事と同じで、多少のリスクを背負ってリターンを手に入れるのがAGA治療。そこで傷つくことを恐れずに挑戦して成功することで自信が手に入ります。
なんか説教臭くなりましたが、これくらい言っておかないと、人間の思い込みは解除できません。
特に人間の脳は失敗の体験を何回も思い出すようになっています。いわゆる「トラウマ」ですね。
まだ試してもいないのに、想像だけで副作用が発現したように錯覚してしまっています。
事実じゃないものを恐れすぎている。
少しでもAGA治療を試してみたいが、他の要素が怖い。それなら、AGA専門のクリニックで治療を開始してください。そうすれば悩みや不安も全て相談できますし、仮に副作用が発現しても専門的な対処をしてもらえます。
経済的に通院が厳しいならスタート1カ月のみ、あるいは初期脱毛終了~発毛確認まで。とかでやめるタイミングを先に決めておいて、薄毛治療に対し自信をつけてから個人輸入代行へシフトすれば経済的困難も和らぎます。
クリニックで遺伝子検査や診断を受けると、自分の薄毛対策の誤解や新たな近道が見つかるかもしれませんし、今後の治療の指針ができます。
個人で治療を始めたいが不安、勝手に行い発狂。そういったことが起きないように専門のクリニックが存在します。常に助けてもらえる準備はありますので、どうか一歩踏み出して治療の検討をしてみてください。

私はビギナーの頃。安心・安全をはき違えた育毛剤やサプリに散々騙されてきたので、同じ過ちをおかしてほしくないのです。


初期脱毛なく発毛を目指すなら?
ミノキシジルは発毛力が凄いですが、好転反応もあります。
いいことなので、我慢すればよいのですが、怖いのは事実。そして、そこまで薄毛でないならミノタブも始めるのはリスクがあります。
そこでお勧めしたいのが外用ミノキシジルの「フォリックス」
外葉は塗り薬のため、内服程効果は一気に出ませんが、その分副作用も少なく、発毛は実感できます。もし悩んでいるならぜひお試しください。
特にM字や生え際は発毛が難しいので、おすすめです。
まとめ
②2.5mgでも効果はある。5mgまでがスタンダード
③5mg➡10mgに増やしたところで効果も副作用も2倍ということはない
④含有量の増加に伴う効果に対して副作用は比例しすぎない
⑤安心安全はLloyd社製、価格重視はノキシジル
⑥副作用が心配な人は専門クリニックでの受診を!
以上ミノタブの含有量についてでした。
初心者が効果だけを求めて高濃度を試すのは、
免許取りたての人がいきなりF1カーに乗り、都会の街をドライブする様なものです。
マシン(ミノタブ)の性能が凄すぎるのに、運転手(使用者)がそれを生かせず、事故(副作用)のリスクだけが増大する。仮に事故らなくても心労が必要以上に溜まる。
それでもF1に乗りたいなら、もっと経験を積むか、運転手(先生)を雇ってください。
というわけで、薄毛救済の技法。「ミノタブの基本情報~何mgが適切か?」でした。
読者様が少しでも安心して薄毛治療に取り組み、悪徳サイトに騙されないように。
今回はこの辺で。
またこんど!

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