【デマ】ストレスでハゲるは嘘!【円形脱毛症は?】

原因
闇商人
闇商人

実はストレスと薄毛は関連性があると言われています。

いきなりこんな説明から入る悪徳サイトがゴミのようにあります。実際ゴミですが。

・最近ストレスが溜まって抜け毛が・・・
・ストレスでハゲてきた。
・「薄毛 ストレス」で検索
・気にしすぎるとハゲるぞ(笑)
・やっぱりストレスをため込むと薄毛になりますか?

 

こんなことを考えたことはありませんか?現代社会にストレスはつきもの。

ハゲてなかったころですら、「悩みすぎるとハゲるぞ」なんて笑われるくらい、ストレスと薄毛は身近な関係にあります。

しかし、実際にストレスが原因でハゲるのか?というと、それはNO!この2つには何の因果関係もありません。おそらく無知な医者か育毛業界が作り出した勝手なこじつけです。

また、レス=円形脱毛症と当たり前の知識になっていますが、これですら最近の研究で、ストレスだけが引き起こしているわけではない。ということが明らかになりました。

なにより、男性の薄毛の9割はAGA。その原因は5αリダクターゼの感受性とDHTで、その発端は遺伝。

つまり、ストレスでハゲているのではなく、単にAGAを発症しただけなのです。

とはいえ、あまりに有名なストレスとハゲの関係。そう簡単に無視はできないと思いますので「ストレスでハゲる」の嘘を根拠を添えて解説していきたいともいます。

ストレスが薄毛を引き起こす?

「ストレス 薄毛」で検索すると色々出てくる間違った知識。

ここでは、その検索結果でよく見る理由が全くのデマであることを解説していきます。

ホルモンバランスの乱れ??

強いストレス状態が続くと、いつも以上に脳に負荷がかかり、ホルモンを出す指令がうまくできなくなる

こんなこと聞いたことありませんか?そして、この後続く解説では大抵、

「強いストレス下では、脳がホルモン分泌よりもストレス処理を優先してしまい、脳の視床下部はストレス環境では命令がうまくできなくなり、エストロゲンや成長ホルモンの分泌が低下し、抜け毛や薄毛の原因になる」

なんて書いてあります。なんともありえそうな話ですが、これは単なるイメージ。悪質なデマです。

たしかにストレスでホルモンバランスが乱れるのは有名な話ですが、残念なことに、ホルモンバランスが乱れて薄毛になるというデータや論文は存在しません

そもそも男は、女性ホルモンが少なく男性ホルモンが圧倒的に多い場合ホルモンバランスなんて関係ありません。もともとからくるっているのですから。

むしろ、男の場合ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが減るのならば、それがきっかけで5αリダクターゼやDHTが減り発毛する。なんてなればいいですが、そんなことはないようです。

ミノキシ汁
ミノキシ汁

自分はホルモンバランス狂ってると思う。高校時代はスネ毛が他人の倍以上濃くて、半ズボンが嫌だった。体育祭で写真を撮ると、スネ毛の毛量で足が黒く写り、心霊写真の疑いをかけられた。

M字隊長
M字隊長

だから人一倍5αリダクターゼと感受してDHTが大量にできたんじゃないの?

ミノキシ汁
ミノキシ汁

そうかもしれません。成人してからギャランドゥと乳毛と尻毛、尻の穴周りと背中も毛が生えてモジャモジャしてきました。絶対S〇Xのときドン引かれて気まずくなり、最悪破局する自信あるわ。

男の薄毛の9割を占めるAGA は男性ホルモンあるテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結合し生成されるもので、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結合しDHTとなり髪の毛の成長を阻害します。

この5αリダクターゼの分泌量やDHTの感受性は遺伝でほぼ決まることが判明しています。

つまり、ホルモンが低下したところで直接薄毛には関係なく、もし禿げたとすれば、それは9割方AGAです。

自律神経の乱れによる血行不良??

強いストレスが続くと、交感神経と副交感神経にのバランスが乱れる。さらに、アドレナリンが分泌されると、血管収縮があり、それが原因で血行不良になる。

これも有名な話ですね、もう少し分かりやすく説明すると、

過度なストレスでは自律神経。特に交感神経が優位になると、血管の収縮を促し頭皮への血行が悪くなって薄毛を引き起こす

また、アドレナリンが分泌されると、皮膚や頭皮、粘膜、指先などの体の末端部分では血管が収縮し、血流が制限されて血流が悪くなります

脳が強いストレスに晒されるなどして、アドレナリンが分泌され続けると、末端部分の血行不良により、冷え症や抜け毛の増加と言った症状に繋がります。

といった感じです。これもありえそうな話ですが、これも悪質なデマです。

詳しく論破していくと・・・

仮にこの説が正しいなら、眉毛やヒゲなど、全身の体毛も薄くならなければ理屈が通りません

脳がストレスを感じ血行不良or心臓に負担がかかり血行不良を引き起こした場合。まず薄くなる部分は頭よりもっと遠い、つま先~すね毛から薄くなっていくはずです。

M字隊長
M字隊長

もうちょっと実例を混ぜてくれ。

ミノキシ汁
ミノキシ汁

なら、ミノキシジルを使って説明します。

発毛剤で有名なミノキシジルは血管拡張薬(降圧剤)ですが、あれは血管拡張作用により血行が良くなり髪の毛が生えるのではなく、「毛母細胞や毛乳頭細胞の分裂や増殖が促進され発毛する」と考えられています。

実際内服タイプのミノキシジルは有効成分が血管を通り全身を駆け巡るため、髪の毛だけでなく、腕毛やすね毛など、全身に効果が作用し、体中の毛が濃くなる「多毛症」が現れます。これは多くの服用者から報告が上がっています。

そのため、ストレスにより自律神経が乱れたり、アドレナリンが分泌され、血管収縮や血行悪化が発現した場合、体の末端の血行が悪くなり、毛が抜けたり成長が阻害されたりするというのであれば、当然ながら頭皮以外の全身の毛に影響が出なければこの理屈は通用しません

血行が悪くなってハゲる。というなら、なぜ頭の毛だけ抜けるのか?しかも万遍なくではなく、M字や頭頂部など、部分的に薄毛が進行していくのか?

なにより、血行不良が原因で薄毛になる。というデータや論文は存在せず、単なるイメージのみで語られている都市伝説です。

M字隊長
M字隊長

逆立ちしても髪は生えんぞ!!

髪の毛に必要な栄養素が消費される

ストレスを受けるとコルチゾールが分泌され、髪に行くはずだった栄養がここで消費される

なんか専門的な話ですが、この説も解説します。

コルチゾール自体は抗ストレス効果が高く、体の抵抗力を高める働きをしています。

そのため、ストレスを受けるとコルチゾールを余計に生成してしまい、頭皮に栄養が行かなくなる。

というのですが、ここで消費されたからと言って、髪が生えなくなるほど過剰に消費されるものでもなく、この関係を調査した試験や論文は存在しないことから、勝手なイメージで作り上げられた仮説にすぎません。

他にもストレスで食生活が乱れるなんていますが、栄養不足が薄毛の原因になるという科学的根拠は存在しません。単なるイメージと状況証拠みたいなものでここまで膨らんだにすぎません。

 

ストレス≒円形脱毛症の根拠

ストレスでハゲる。と言えば、円形脱毛症が有名ですが、実はストレスと円形脱毛症には明確な因果関係は証明されおらず、最近では、ストレスは発症のきっかけに過ぎないと考えられています。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症はAGAと違い、自己免疫疾患が原因と有力視されています。

説明すると、円形脱毛症で髪が抜けるとき、頭髪には自己免疫反応というものが起きています。通常の免疫反応は、体内にウイルスや細菌などの異物が入ってきた際にTリンパ球という細胞が異物を攻撃します。

しかしこのTリンパ球が異常を起こした場合、正常な細胞も攻撃してしまうことがあり、これを「自己免疫反応」と呼びます。

一般的には「ストレスが1番の原因で自己免疫反応をおこし円形脱毛症になっている」と思われがちですが、医学業界的には、髪が抜ける一因にもしかしたらストレスも関わっているのかも?
という程度のスタンスで、あくまで、いくつかある原因のうちの一つといったところです。

いつの間にか「ストレス=ハゲ」という図式が成り立っていますが、円形脱毛症とAGA(男性型脱毛症)はメカニズムからまったく異っており、共通点は「髪が抜ける」という点だけ。

ここまで説明してくれる育毛サイトは非常に珍しく、ほとんどの育毛サイトは、円形脱毛症ですらストレスとの因果関係は不明なのに、ストレス=薄毛と勝手にこじつけ、それっぽい妄想理論を事実のように煽る。それに騙され薄毛対策がどんどん遠回りに。正直消えてくれねーかな。悪徳詐欺サイト・・・

円形脱毛症のきっかけ

円形脱毛症のきっかけはストレス以外に

・風邪
・睡眠不足
・胃腸炎
・出産
・ケガ
・過度な疲労
・etc…

と様々な要因が重なり、引き起こされると言われています。

AGAとは違い、原因ははっきりしていません。

円形脱毛症の対策

ストレスと薄毛が関係ないように、円形脱毛症とAGAは治療法から違います。

しかし治療法は似ていて、

外用薬・・・ステロイド、塩化カルプロニウム
内服薬・・・グリチルリチン、セフィランチン

などがあります。

治療期間はおよそ3~6カ月。こちらもAGA治療とは同じくらい。

やはりどちらも発毛にはヘアサイクルが深く関係していることが分かります。

M字隊長
M字隊長

育毛剤や成長因子メソセラピーが1ヶ月で発毛!!なんて宣伝してるのはデマであり、詐欺ということが分かるな!

ストレスだけでは禿げない

結論としては、ハゲの原因はDHTと、それを作り出す5αリダクターゼであり、ストレスの有り無しは関係ありません。

「ストレスでハゲる」で有名な円形脱毛症も、その説は間違っていることが判明し、過去の間違った認識が勝手れ独り歩きしたもの勝手なので、男性型脱毛症(AGA)とは関係ありません

「ストレスでハゲる」の仮説としては、男が禿げ始める30~40代。年代的には仕事では大事な役職だったり、上も下も気にしなきゃいけない立場。結婚していれば家庭、育児などでストレスを感じやすい年齢。

参考資料

そことAGAの発症が重なるため、勝手にこじつけてしまい、こういう認識が生まれた可能性もあるでしょう。

ミノキシ汁
ミノキシ汁

ストレスでハゲるなら、毎年2~3月ごろは、受験と就職活動の関係で学生のほとんどは一斉にハゲてないと、この説は立証できません。

ストレスを解消して治る薄毛であればそれはAGAではなく季節てきなもの。

一方、AGAであればストレスを解消しても治ることは100%なく、原因をとめないと基本的に進行する一方です。

それを治療できる可能性があるものは現状フィナステリドデュタステリドミノキシジルといった発毛剤しかありません。

これは円形脱毛症?AGA?

もし自分の薄毛が円形脱毛症なのか、AGAなのか区別がつかない場合は、皮膚科ではないAGAの専門クリニックの受診をすすめます。そこでなら、自分の本当の薄毛の原因がわかりますし、これからの薄毛治療の指針もできます。が、くれぐれもローン契約やメソセラピーを必要以上に勧めるところは避けてください。

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銀クリAGA.com(gincli-aga.com)

まとめ

①ストレスでハゲることはない
②ストレスが原因とされる円形脱毛症も近年この説が薄れてきた
③ストレスが原因で引き起こされる体の不調はたしかにあるが、それが薄毛に繋がることはない
④ストレスと円形脱毛症とAGAは全く違う
⑤自分がどちらかわからないなら、専門クリニックの受診も考える
ミノキシ汁は引くほど毛深い
というわけで今回は、ストレスと薄毛の関係を解説しました。
育毛初心者~中級者までが騙されているであろう、この関係性。
特に、悪徳サイトでは、ストレスが原因でこういった引き金で薄毛を発動させる~。なんて説明されれば信じてしまいますが、それですらデマであることを今回は解説しました。

だいたいストレスでハゲるなら、私の場合、前職の方がストレスMAXで不健康な生活をしていましたが、髪はビクともしませんでしたし、このストレスと薄毛の関係は直接ではないことが分かります。

最後に、今回の記事が何かのきっかけになり、育毛業界の呪縛から抜け出せますように。

薄毛者が祈るなら今は願いは叶うと。育毛開始の始まりの日にしてください。

またこんど!

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