スポーツで汗をかく。運動して健康に。
適度な有酸素運動は、血行促進・ダイエット・ストレス発散と様々な恩智を与えてくれます。
ハゲ業界でも「運動は薄毛改善に繋がる」「運動不足は薄毛をまねく」なんて昔から言われてます。
それが近年、「汗をかいてデトックス」なんて注目を浴びると、「汗で薄毛の原因『DHT』を排出する」なんて胡散臭い説がわくと、瞬く間に多くの育毛サイトで広まりました。
運動して薄毛改善。デトックスで薄毛改善。なにも悪いことはないように感じますが、それら全ては無関係という事実。
ハゲの為に重たい体に鞭を打ち、ジョギングでも始めたあなた!残念ながら今回もその思惑は無駄となりました。(といっても、運動はいいことなので続けては欲しいです)
はい、やまかしい。たしかに運動不足は薄毛に繋がる。なんて多くのサイトで言われていますし、AGA専門クリニックでも、「週にどれくらい体を動かしますか?」というチェック項目は存在します。
多勢に無勢でやはり、この二つは密接に関係しているように思いますが、もっと深く調べてみると、「有酸素運動をするとDHTは増える」という研究データが2012年の筑波大学から発表されています。
運動と薄毛の本当の関係。その真実に迫っていきます。
運動で薄毛改善。その根拠は?
運動が薄毛の予防・改善に役立つ。と様々なサイトに書いてありますが、大抵それらの主張は似ていて
たしかにこれらのことは適度な運動によってもたらされる、好転反応です。
なので、これらの効果が間違っているとは言いませんが、これが男性型脱毛症(AGA)との因果関係があるか?というとNO。遺伝や感受性が元凶であるAGAに対しては、全くお門違いな対処療法になっています。
しかし悲しいことに、一部のAGAクリニックでは医師が平気で「運動不足はAGAの要因です」なんて馬鹿なことを口走る輩が一定数いるのです。
それでは、今まで常識だと思っていた薄毛の知識を徹底的に崩して、これらの情報をドヤ顔で解説していた無知な詐欺ブロガー共の顔に泥を塗ってやりましょう。
絶対的に自分の方が正しいから、もう無敵の人になってきたな。
運動で血行促進してもAGAは治らない
有酸素運動など、体を動かせば血行が良くなるのは事実です。ダルビッシュも言ってました。
そこから単なるイメージかこじつけかで、
運動で血行が良くなる➡頭皮の血流が改善される➡髪の毛に必要な栄養や酸素がより供給される➡結果育毛に繋がる。
という流れが多くの育毛サイトで紹介され、ひどい場合は、「血行不良で頭皮が硬直化!枯れた大地みたいになって、髪が育たない!!」なんて吐き気を催す邪悪なことが書かれています。
当サイトでは血行に関する話題が出てくるたびに「血行促進でAGAは治らない」と何度も説明しています。それほど間違った知識であり、ハゲを騙しやすいところなのです。
だって、考えてみてください。仮に頭皮の血行が悪くなり、栄養や酸素が滞り薄毛になるのなら、髪の毛以外にも、眉毛やまつ毛、ヒゲなども薄くなるはずですし、おでこの生え際は頭頂部よりも心臓に近いのに、そこから禿げ始めるっておかしくないですか?
血行不良で頭皮への供給が滞るなら、髪の毛全体が薄くなるはずなのに、M字やてっぺん、あげく謎のピンポイントだったりと、ツッコミどころが満載。
詐欺サイトと無知なコピペ野郎の浅知恵も所詮はこの程度なのです。
その男性の薄毛の原因と言えば、9割を占めるのが「AGA」。そのメカニズムは、毛乳頭細胞内で5αリダクターゼが男性ホルモンであるテストステロンと結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)を生成。それがアンドロゲンレセプターと結合し、脱毛因子が作られ毛母細胞の成長を阻害します。
つまり、我々ハゲの原因は、DHTと、5αリダクターゼの感受性。これらは遺伝で決まるので、血流、血行うんぬんがAGAに関与する余地は全くありません。
だいたい昔から頭皮の血行促進が薄毛改善になると信じられ、多くの人が実行したのにもかかわらず、改善した。という話しがない時点でこの説は破綻しています。
血行不良で薄毛なら、冷え性の女性は皆ハゲで、血行促進しまくるスポーツ選手のハゲ率は限りなく0に近いはずです。
逆立ちも効果なし。サウナも効果なし。謎のマッサージ機も効果なし。理由は全く関係なかったからか・・・
ミノキシジルは、本来血管拡張剤で血行促進効果がありますが、血流改善で髪の毛を生やしているわけではありません。
そこを保湿成分や、天然成分で血行促進を行い、あたかも髪が生えるようにミスリードさせる育毛剤や、それを勧めるサイトには注意してください。
ストレス発散したところで髪は生えない
運動がストレス解消になるという点については私としても賛成です。
事実多くの研究がされており、それらを裏付けるデータや科学的根拠が存在します。
更には、運動習慣がある人はうつ病にかかりにくい。という研究結果も有名です。
なので、薄毛改善が目的でもそうでなくても、体を動かせばストレス解消になるでしょう。
実際、運動で心拍数が上がると、一つのことに集中するので、モヤモヤだったり、嫌なことは忘れられるというか、一時的にも距離が置けるので、脳の負担が減ります。
他にも、姿勢よく歩くと酸素がたくさん吸え、血液が体を駆け巡るので、一種の「開けた」状態になれます。
これでも、「運動でストレス発散できる」という話しのごく一部の理由です。
しかしそうでない人も多数存在します。私のように、薄毛治療に最善を尽くすと言って、週1~2回のジョギングと心肺機能を高めるトレーニングを始めるも、思った効果がなく。(そりゃそうだろ)それが原因で、ズルズル言い訳をつけてやらないようになっていきましたが、その間は「今週走ってないから行かなくては」「朝から用事があるけど、走らないといけないから早朝から走るか」とか、無理していやいや走りに行くこともありました。
でも、その脅迫ってそれはそれでストレスにしかならないのではないでしょうか?
まあ、走り出したら吹っ切れて、いい気分で帰ってくるんですけどね。
誰かと楽しくジョギングとかではなく、無理していやいや運動をする。
「ストレス」という点だけを切り抜けば、これでは運動がプラスになるとは限りません。
薄毛改善を目的としたストレス発散の為の運動がストレスになる。それを乗り越えられたらいいですが、嫌々やって結局ストレスに。
そもそも、ストレス発散したところで、薄毛とは関係ないんですけどね。
発汗でDHTを排出はバカの思い付き
最近やたらと目にするのが「汗をかくことでAGAの原因であるDHTを排出する」という記述。
「俺、薄毛には詳しいんだよねぇ~」みたいな気取ったサイトや、一般企業のサイトでも目にすることが増えました。(これは初心者の頃の私も騙されていました)
しかし、これに関する研究やデータは存在せず、出てくるのは、単なるイメージで書かれているものや、○○みたいですよぉ~。な感じの根拠のないものばかり。
汗の役割
そもそも「汗」というのはほとんどが水で、他には若干の塩分と亜鉛を含むミネラル。
ほら、ハゲが神格化している亜鉛が汗で排出されえるんだぞ、汗かいたらはげるんじゃないか?
汗の役割は・・・
・精神性発汗・・・緊張やストレス時の精神的刺激
・未覚醒発汗・・・辛いもの食べたときのあれ
しかありません。デトックス?そんなの詐欺士の後付けです。
汗かいてデトックス!は馬鹿がすること
「汗には体内の汚染物質やDHTが含まれるため、デトックスで薄毛対策!」なんて自信たっぷりに紹介する馬鹿丸出しのサイトもありますが、
本職に近い相手の土俵に馬鹿な事書き込むと、こうやって完膚なまでに自分の無知を叩きのめされるんだぞ!
あのなあ、汗は体の毒素を出す目的のものではなく、その役目は肝臓や腎臓が担っているんだよ。
それなら、うんこしたら体の老廃物が出て髪生えるのか?というとそんな訳あるか!
いくらDHTが排出されると言っても、極々僅か。そもそもDHTは髪の成長を妨げる以外は、やる気を上げたり、筋肉がつきやすくなったり、男らしさが出たりと体にとってはいいもの。そんな大切なホルモンを簡単に排出するわけがないだろ!
なんだ?1日に何度もうんこしたら、DHTが排出され育毛はできるが、ホルモンバランスが崩れてそのうち女の子になっちゃうのか?
それでも文句のある同業者相手にもう一度言うぞ
「汗をかくことでDHTを排出」なんて書いている詐欺野郎は、それを証明できる科学的根拠を持ってこい。
それとも嘘ばかり書いてハゲを騙すサイトの管理人は自分が禿げたとき、泣きながら汗でもかくのかな?バーカ!
有酸素運動でDHTが増加!?本当の役割
「運動するとDHTが増える」「筋トレにはDHTが必要」「運動でDHTを排出する」なんて速攻矛盾する憶測が飛び交うのが薄毛業界。
全ての元凶DHT。いったい何のために存在するの?というと、
スポーツや筋トレの世界では最も重要なアナボリックホルモン(タンパク質の合成の促進など)として、筋肥大や成長に携わる。滅茶苦茶大事なホルモンです。
それだけでなく、高齢者にとっては加齢に伴うサルコペニア(筋減退症)・オステオペニア(骨減少症)の治療薬やサプリメントとして最も注目されています。
ハゲの元凶を飲むとは恐ろしい・・・
身近なところでは、DHTの増大はやる気や活力の復活など、他にもアンチエージングにも取り入れられる可能性があるほど、多方面で注目されています。
つまりDHTは人体にとって必要なもので、なくてはならないものだということになります。
DHTがやる気をつかさどるなら、薄毛者はフィナステリドやデュタステリドで、5αリダクターゼを阻害し、DHTの生成を抑制しています。それが原因で、活力が落ち、メンタルが最も関連する勃起不全の副作用が起きるメカニズムに繋がります。
まとめ
②運動=発毛は結びつかないが、悪徳サイトだけでなく、専門クリニックの先生も関係あるとか抜かしてくるほど、間違った常識になっている
③運動で発毛のメカニズムは血行促進・ストレス発散・汗でDHTの排出と破綻した理論ばかり
④血行促進もストレスもAGAの改善には関係なく、やってもやらなくても同じ
⑤汗でデトックス、老廃物のの排出は限りなく0に近いため、便秘改善した方がマシ
⑥ドヤ顔でミスリードしてくる悪徳サイトに注意!!
運動自体は健康にいいことなので、ぜひやってほしいです。薄毛改善にはあまり繋がらないですが・・・
発毛したいなら、抜け毛抑制の守りの成分 フィナステリド・デュタステリド
世界で発毛が認められている、攻めの成分ミノキシジル
を使って発毛してください。くれぐれも、育毛剤には手を出さないように。
というわけで、今回は「運動しても薄毛は治らない事実」をまとめました。
薄毛になってから調べるあれやこれやが、ほぼ全てデマや都市伝説だったとは、薄毛業界は腐りきっています。そういうサイトにな限ってミノキシジルを頭ごなしに否定し、なんの効果もない育毛剤を絶賛する。初心者は安心が欲しいので、そのデマを信じてしまうのですが・・・
まあ、太っていると、薄毛以外にも生活習慣病だったり、血管がボロボロだったりと、いいことはないので、痩せましょうゲキ細く、燃えましょうスポーツで。
薄毛を絶対治すぞ!
またこんど!
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