抜け毛の秋。秋になると髪が抜けやすい。夏のダメージで抜け毛が増える・・・ヘアサイクルを無視してまでそんなことってあるの?
はい、こんにちは。ミノキシ汁です。秋ですね。私の地方では9月中旬になると、日中は半袖でも夕方以降になると寒く、夜はストーブが欲しくなります。
仕事の都合上9月のほとんどは出張で日本のあっちこっちに飛んでいました。そんなこんな蒸れと汗と紫外線だらけの夏を超えると、ほぼホテル暮らし、会食、不規則な生活だらけの9月・・・髪に良いわけがない!!
案の定9月の後半は会議中下を向くと抜け毛が数本。手で払って数分後下を見るとまた抜け毛が数本以下ループ・・・なにこれ?ホラー?髪無き村?
と、前置きが長くなりましたが今回のテーマは「秋の抜け毛」
「夏や秋は抜け毛が増えてハゲやすい時期」と色々なところで言われ、薄毛者ならだれでも知ってる。ハゲてない人たちも度々話題に上げるほど有名なテーマ。
しかし、所詮は都市伝説!デマにすぎない!?というわけで解説していきます。
なぜ秋に抜け毛が増える?
夏のダメージ説
汗や皮脂が詰まって抜ける?
「薄毛 原因」で調べると嫌というほど目にするキーワード。
どこにも書いてあるから正しいのだろうと思いますが、それは大きな間違い。信じれば育毛サロン、悪徳育毛サイトの餌食に。
何度も言うように汗・皮脂と薄毛は全く関係なく育毛業界が作り出したデマ。
「皮脂が原因で薄毛を発症、進行させる」といった情報に科学的、医学的根拠は全く存在しません。

エビデンスがなくても本当は関係あるのかもしれませんよ?

仮にそうなら汗と皮脂だらけのホームレスやスポーツ選手は全員ハゲていないとおかしい。あくまで直接的関係はありません。

シャンプーというものが存在しなかった昔ですら、ハゲばかりではなかったのだ。
ましてや現代は立派なシャンプーがあり、「皮脂を落としすぎないシャンプー」すらある。
それで「毛穴に皮脂が詰まり、毛根は窒息寸前!!それが原因で抜け毛が増加!!!」
って馬鹿か?
皮脂が髪の毛の成長を阻害するものではありません。
挙句の果てには「温暖化の影響で夏はどんどん熱くなる。それで汗も増え薄毛も増加」って病院行ってこい。二重の意味で頭の病院にな。

また騙されたサイトを思いだし口が悪くなってる・・・
紫外線が髪にダメージを?
紫外線と薄毛は関係ない。なぜなら薄毛の直接的原因の9割は遺伝だから。
といってしまえばもう終わりなのですが、せっかくなので。
ただ紫外線自体は肌にダメージを与え、コラーゲンやエラスチンを変性・破壊。結果肌のハリや弾力が失わします。また、細胞の老化を促進させる活性酸素が生み出されたりと完全に悪者です。
参考文献:ララヴィ

私は外仕事メインなので毎日紫外線浴びまくり。日焼け止めは毎日塗り忘れ。こりゃ将来シワシワで最悪皮膚ガンかも
気象庁のデータによると、3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えているとのこと。
こう聞くと夏や秋にはその紫外線の影響で弱った髪が抜けていくのは理にかなっている気がしますが、全くそんなこと無く。
みなさん落ち着いて考えてください。仮に紫外線で毛が抜けていくというなら、ヒゲや体毛も抜けないとおかしい。
特に夏場は熱中症の観点から帽子をかぶるなど頭皮は無意識のうちに積極的に守られます。それに対し首から下は基本、半袖半ズボン。
どっちが紫外線を浴びているか明白ですよね。しかし手や足のムダ毛は全く抜けない。
帽子をかぶらず頭皮に紫外線が当たっている場合、なぜ頭皮全体がまんべんなくハゲずに頭頂部から順を追って広がるのか?あげくM字部分、生え際から薄毛が進行するのはなぜななのか?
答えは簡単。薄毛の原因が紫外線ではなく「遺伝」だからです。
乾燥?血行不良?
頭皮が乾燥すると薄毛になる。エアコンの風を浴びすぎて頭皮が乾燥、寒くて血行不良。
なんて馬鹿なことを言ってくるサイトもあるが、全くのデマ。
仮にそうなら冬場はどうなのか?
気温はエアコンとは比べ物にならないほど寒く、乾燥も酷い。
所詮は無知の薄毛者の不安を煽って騙す節穴だらけの理論です。
夏バテ説
栄養不足?
夏は暑いと食欲もわきません。そうなると食生活は乱れ、崩れ栄養バランスも崩れるため、髪に栄養が行かず抜け毛が増える。
栄養不足で頭皮環境が荒れ、髪の毛を生やす力が弱まり、夏に受けたダメージが秋になって表面化する。
と一部で目にしますが、栄養不足と薄毛は全く関係ありません。
仮にそうなら、今よりも食べ物のなかった戦国時代や戦時中、貧困に悩まされる発展途上国は男も女も全員禿げていないとおかしい。
頭皮環境が荒れ、髪の毛の生やす力が~とか何かとそれっぽい表現をしてきますが、全くそんなことはなく、頭皮環境と髪を生やす力は全く無関係です。
動物がもともと備えている現象のなごり
「動物がもともと備えている現象のなごり」みたいなことを書いているサイトに昔であったことがありますが、馬っ鹿じゃね~の。
それがほんとうだったら、遺伝的にハゲにくい人や全日本人老若男女、秋になるとドバドバ抜け、冬になると抜けた髪が冬仕様になり毛が生え戻るはず。なのに戻らない。なぜならこの説はでっち上げだから。
ついでに言うとそれなら体毛も同じように抜けないとおかしいし、ヘアサイクルは1本1本バラバラという前提が完全に崩れてしまいます。
以上のことからこの説はありえません。

所詮は思い込み?
秋に抜け毛が増えるというエビデンスは無い
夏に受けた紫外線や汗、皮脂によって頭皮がダメージを受け、秋の抜け毛に。
と言われれば説得力はありますが、上で書いたようにそれらのことが原因で薄毛になることはありません。
一部ではそれっぽいグラフを出してくる悪徳企業やサイトがあったりしますが、これらに明確な根拠は示されていません。

グラフの内容も「抜け毛が気になる」「増えた気がする」とか曖昧な感想をまとめたものだったりで信憑性はかなり低いぞ!

このためだけに作った感が満載ですね
仮に秋に抜け毛が増えていてもそれは正常なヘアサイクルなので、それでハゲるということはありません。
もしあきらか薄毛が進行しているなら、それは秋の抜け毛ではなくAGAです。
単なる思い込み?
とはいっても抜け毛が増えている。と感じているかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
これだけ周りが言っていると、無意識のうちに抜け毛を意識したり、「秋は抜け毛が多い」と固定概念、バイアスがかかり、普段より敏感になってしまうため、目につきやすくそれで抜け毛が増えたように錯覚することもあります。
秋になったからといってヘアサイクルが急激に変わり抜け毛が増える。というのも信じがたい話です。
といっても季節ごとの抜け毛の多少の増減は個人差でもちろんあります。一過性で抜け毛が増えるなんてことは当然あります。その場合冬になったり、季節が変わる頃には元に戻っているはずですが、髪が戻らないのであれば、それはAGAです(2回目)

私の場合、年に1回抜け毛が止まらない時期があります。なぜか毎年1月ずつずれ込んでいきますが。
作られたデマ・イメージ?
よくあるのはこれ。
抜け毛で怖いイメージを増幅させ短絡的思考で冷静さを失わせる。
上の前提で話したことをさも当然のように押し出し、効果のない育毛剤・シャンプー・育毛グッズを効果があるように勘違いさせ購入させる。
たんなる抜け毛orAGAにそんなものを使っても効果はありません。
秋の抜け毛対策
最後は秋の抜け毛対策。といってもぶっちゃけ薄毛対策なんてものはありません。
髪の日焼け止めや帽子をかぶるくらいでしょうか?
よくネットにあるものは全て都市伝説や効果のないもので、薄毛でもないのに予防だからと言ってフィナステリドを摂取するのも金の無駄です。
生え際やM字部分、もしくは頭頂部が薄くなってきている場合。ほぼ100%AGAであり、何もしなければ季節関係なく進行していきます。
ハゲてない人でも一過性の抜け毛はありますし、たまたま秋になることだってあります。その抜け毛がAGAでなければ一時的で、放っておいても元の状態に戻ります。
その反面AGAであれば育毛剤や育毛シャンプー、わけのわからないサプリを使っても金の無駄。
抜毛が気になったら、その抜け毛が一過性のものなのか、AGAによるものなのかを見極める必要があるため、とりあえず3~6ヶ月ほど様子を見ましょう。通常なら冬には抜け毛が減り「薄毛になった」と感じることもないはずです。
しかし冬が終わる頃になっても抜け毛や薄毛の進行が感じるのであればAGAの発症が疑われます。
そうなれば現状ではフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった発毛剤以外に改善法はありません。
気を付けなければらないのは、「自分はAGAだ!」と考えたとき、何かしらの対策をしようと色々調べた結果、間違っても市販の育毛剤や育毛シャンプーを使ってはダメ。金の無駄なので。
まずは自分の抜け毛が本当にAGAか判別させる必要があるので、可能ならAGA専門クリニックでカウンセリングを受けてください。
「その3~6カ月が実はAGAなら治療が遅れるではないか!!」とネガティブになるかもしれませんが、安心してください。それくらいのブランクはすぐ取り返せます。むしろジタバタしてクソみたいなサイトや育毛剤に騙され色々試すほうがもったいないです。
それこそAGAに自信があるなら専門クリニックを受診か個人輸入(いきなりはオススメしませんが)で治療を始めてください。

AGAクリニックも気をつけないとローン契約や高額なオプション治療をすすめてくるところがあるので注意です。

初回の薬代がやけに安いところは2回目からは高値だったり、ローン契約者のみ適応だったりと卑劣なところもあるので注意だ!!
当サイトでは中長期的治療も考え、金額の負担を減らすために安価な海外製の発毛剤の使用も紹介していますが、個人輸入を用いた海外製医薬品の使用に懸念を抱く人も多かったりしますので、
そういった方や、薄毛治療に知識のない初心者の方はちゃんとした医療機関のAGAクリニックを受診し、プロペシアやザガーロやミノキシジル処方してもらい、知識や自信をつけてから、そのままクリニック継続か、個人輸入に移行するか考えてください。

もちろん相談にものりますよ。

まとめ
②夏の皮脂や汗は関係ない
③紫外線で薄毛が進行することはない
④夏バテによる栄養不足で抜け毛が増えるのは嘘
⑤動物と同じで毛が生え変わるなんて馬鹿なことはない
⑥デマで自社の育毛グッズを買わせようとするサイトに注意
⑦ヘアサイクルが一気にくるってまで抜け毛が増えるのは珍しい。それならAGAを疑うべき
⑧可能ならクリニックで診断を
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